【Illustrator】知らない人が意外に多い! グローバルカラーで色管理をする方法

【Illustrator】知らない人が意外に多い! グローバルカラーで色管理をする方法

ひび
ひび

グローバルカラーって何?

おゆう
おゆう

Illustratorでの色を管理する設定よ。この設定をしてから作業すると断然効率がいいのよ♪

にゃんた
にゃんた

グローバルカラー、早速使ってみようにゃ~。

1.グローバルカラーって何?

色の管理が簡単にできる便利な設定。スウォッチパネルで設定・管理します。

おゆう
おゆう

グローバルカラーに登録して作業した方が、断然効率がよくなります。
この設定を知ってからは、Illustratorで使用する全ての色をグローバルカラーにしています。
では、早速設定してみましょう!

2.グローバルカラーの設定方法

オブジェクトの塗りに、カラーパレットで色の数値を入力。
オブジェクトを選択した状態で、スウォッチパネルの右上の三本線をクリック>「新規スウォッチ」を選択。
もしくは、右下の「+」をクリック。
「グローバル」に✔︎を入れ、「OK」をクリック。
スウォッチパネルに登録完了。

グローバルカラーは右下に白い三角がつきます。

プロセスカラーとは


シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色のインキを掛け合わせた色のこと。

3.グローバルカラーに設定した色を変更してみる

スウォッチパレット設定したグローバルカラーで、変更したい色をダブルクリック。
スウォッチパネルのウインドウで、変更したい色の数値を入力し「OK」をクリック。

該当する色の変更ができました。

4.【応用編】グローバルカラーに一括登録

色を設定したオブジェクトを全て選択。
スウォッチパネルの右上の三本線をクリック>「新規カラーグループ」を選択。
もしくは、右下の「フォルダ」をクリック。
「選択したオブジェクト」を選択、「プロセスをグローバルに変換」に✔︎を入れる>「OK」をクリック。
選択した色をグローバルカラーに一括登録できました。

【メリット1】パーセントを指定して濃淡設定

オブジェクトにグローバルカラーを適用。
オブジェクトを選択した状態で、カラーパレットに50%(お好みの数値)を入力。
選択したオブジェクトだけ、グローバルカラーの50%の濃度に設定できました。

グローバルカラーでパーセント指定した色は「濃淡」です。「不透明度」ではありませんので注意してください。

【メリット2】グラデーションの色の変更も超簡単

グローバルカラーで登録した色を使って、オブジェクトにグラデーションをかける。
指定したグローバルカラーをダブルクリック>色を変更>「OK」をクリック。

グラデーションの色変更が簡単にできました。
塗り、グラデーション、線に同じグローバルカラーを設定。グローバルカラーを変更すると一括変換が可能。
おゆう
おゆう

選択>共通>カラーでも色の変更は可能ですが、この方法ではグラデーションの色が変更できないので、グローバルカラーにしておくことをオススメします。

まとめ

メリット

①パーセント指定で色の濃度設定ができる。

②グラデーションの色も変更ができる。

③線や塗りに設定した色の変更を簡単にできる。

④シンボルにしたオブジェクトの色も変更できる。

デメリット

1つ1つ、スウォッチに色を登録する手間がかかる。

にゃんた
にゃんた

はじめは設定が手間で、メリットを感じないかもしれないけど、あるとき便利!って思うときがくるはずにゃ〜♡